拡大撮影やってみた。拡大撮影カメラアダプターと呼ばれる金属筒のなかにアイピースを入れて固定する。望遠鏡とカメラの接続はM42になっているので特別なことはない。使った鏡筒はED81SII。眼視でも楽しみたかったので、フリップミラーがついてるこちらにした。カメラはASI1600MCの冷却なしで。木星は色の付いている方が楽しそうでしょう?
望遠鏡と接続したらこんな感じになる。写真では分からないけど、案の定、長い。望遠鏡が回頭しているときに三脚にぶつかるかもしれないと、ちょっとヒヤヒヤした。長い光学系をぶら下げている以外に特別なことは何もないのだけれど、いくつか気づいた点がある。
(1)映像をパソコンに映し出したときに、アイピースのものなのか鏡筒のものなのか分からないけど、ホコリがすごくくっきりと目立つ(飛蚊症のようといえば分かる?)邪魔でこんなの写り込んだらどうしようと思ったけど、結果、あんまり気にすることはなかった。
(2)ピントが合わせにくい。バーティノフマスクをつけてみたんだけれど、3本の光条までがぶっとくなって、上手にピントが合っているのかどうかよく分からない。みんなどうやって合わせてるんだろう。仕方がないから「木星のしま模様が綺麗に見えるところ」に合わせた。
撮影ソフトはSharpCapを使う。ディベイヤー処理できちんと処理できるよう、あぷらなーとさんに教えていただいたように、画像の反転をなしにした。そしたら画面の木星の色が青緑から茶色に変わった。これまで私は何をしていたんだろう? 今度からFlipはNoneで行く。撮影枚数は3000枚程度。SERで記録しようと思っていたけど、間違ってFITで保存してしまったこともあったけど、AS!2が文句も言わずに3000枚を一瞬で食ってしまったのでびっくりした。
大赤斑が写ってた!眼視でしま模様が見えたときも嬉しかったけど、こうやって写真に撮れるというのも嬉しい。
ただ、どこかぼやっとしてる。シーイングが悪かったということもあるのかもしれないけど、ピンぼけ疑惑の方が大きい。ウェーブレット処理を試してみたけれど、元画像がボケすぎてるからか、きちんとした画像にならなかった。というか、概念がよく分かっていないので、どのパラメータがどう作用するのか触れないというのが本当のところ。ここ宿題。
月がのぼってきたので、このあと月を拡大撮影で撮る。
この記事へのコメント
けむけむ
あんなゆらゆらしてるのでピント合わせは無理...
で、撮影したものは、そんな感じのモヤっとした像になるので、Rsgistaxでウェーブレットしますが、1→6で細かい→粗い模様の強調っぽいです。
1,2くらいは結構あげて、それ以外はちょこちょこくらい。
と、ステライメージに放り込んで、復元ってのも効果ある事もありました。
けむけむ
勝手にウェーブレットしてみました。
http://lqz.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-b7b3.html
元画像が 640*405 だったので、ザラっとしちゃったけど、模様は強調できたかも。
同じページのモノクロ木星は 1024*768 でROIして撮影し、ウェーブレット処理後に、800*565 にCropしてあります。
オヤジ
一昨日、木星を撮りましたか、けむけむさんと同じで輝星でピントを出しました。
拡大撮影アダプターで、何も写らないと、娘とあーでもないこーでもないとやっていた、二年前の秋を思い出します。
アイピースが入って無かったんですがね。
にゃあ
にゃあ
製品そのものは、ただの複数の筒が並んでるだけですが、がっちりアイピースを固定するために、よく考えられてますね。惑星撮影にはまってしまう人の気持ちがよくわかりました。
cockatoo
ピント合わせもそうですが、私はシュミカセ(C6やC11など) きちんと光軸合わせられている自信がなく、こんなものを作って(移植して)みました。
http://svg2.mbsrv.net/astro/Tri-Bahtinov.html
にゃあ