処理するのはFITSで撮影した3000枚(1枚あたりのファイルサイズは4053K)。ROIで領域指定ができた。
Pan=1984
Tilt=2318
Output Format=Fits files (*.fits)
Binning=1
Capture Area=1920x1200
Colour Space=RAW16
Hardware Binning=On
High Speed Mode=On
Turbo USB=80
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=350
Exposure=0.063
Timestamp Frames=Off
White Bal (B)=67
White Bal (R)=58
Brightness=1
Gamma=50
Temperature=11.7
うち20%をスタックした元画像がこれ(SERで撮るつもりだったけど間違えてFITになった。それでも一瞬で3000枚を読み込むところがすごい)。80%のスタックもしてみたけど、見た目違いがまったく分からなかったので20%の画像を処理してみる。ASI1600で撮像するとき、FLIPの値がbothになってるとAS!2でディベイヤーに失敗する。noneを選択しておく。AutoStakkert!2は出来る子だ。
まずはRegistaxでウェーブレット処理をする。けむけむさんに教えていただいたように、1~4だけを使う。できるだけブロックノイズがでないようにパラメータをいじってみた。強調したおかげで、シャープにはなった。ただ、ザラザラ感が出ている。
ステライメージ8のフィルタにも「マルチバンド・ウェーブレット」というのがあって、おそらくやっていることは似ているだろうから、こっちでも試してみた。SI8だったら、その後のりサイズとか色とか画像処理が一貫してやりやすくなるはず。
ステライメージ8で処理した画像がこちら。トーンカーブでコントラストを上げたり、色処理、画像の反転処理などをしてみた(被写体を縮小しておくことで、ざらつきを目立たなくするという術を使った)。
AS!2スタック後の画像を再掲。画像処理の仕方でこれくらい違ってくる。画像処理に依存する場面が多いというのは、銀河とか星雲だけじゃないというのがよくわかった。天体写真というのは奥が深い。
この記事へのコメント
けむけむ
月や惑星は光害があっても大丈夫なので、ベランダ撮影に向いてる気はするんですが、難しいですね...
TelPlusx2を使って、F16で撮ってますが、もっと明るくして(F8のままとか)露出時間を短くしてみたいと思ってます。
にゃあ
あぷらなーと
大赤斑が綺麗に出ましたね♪
大気の分散と思われる色ズレは、AutoStackert!でスタックするときに「RGB Alighn」にチェックを入れておくと緩和されますのでお試しを。
あと、私が個人的にたどり着いたASI1600 MC用のレジスタックスのパラメータを(参考になるかどうか不明ですが)置いておきますね♪
Waveletscheme:Dyadic
Wavelet filter:Gaussian
Layer:
1:83.5
2:51.5
3:22.5
4:5
5:1
6:1
私の場合、これをベースにして、
ノイズが多くなったらDenoiseの値を増やして
線が太くなったら大きなレイヤーの値を下げて
解像度が低くなったらSharpenの値を上げて
・・・など微調整してます。
色々と研究してみてください。
にゃあ