入手していたホイールは手動の製品で、31.7mmを5連装できます。LRGBの順番に1,2,3,4を割り振り、5が欠番となっています。鏡筒は使い慣れているED81SIIを使いました(R200SSは重いので稼働率が上がらない)。L画像1時間に対して、RGBは各20分。3:1:1:1の時間配分です。
RGBはかろうじてFITで撮ったのですが、L画像を取り終わったときに、肩を落としました。SERで撮ってしまっていたのです(あとでSERをFITに分解できないかやってみる)。一応、ダークも20x20sec撮っておきました。いずれもSharpCapで撮影。
合成はステライメージ8で行いました。RGBのそれぞれで、ライトフレーム、ダークフレームをコンポジットし保存します。3枚のコンポジットが完了したあと、SI8で3枚のファイルを開き、基準点指定をしておきます。RGB合成コマンドで3枚をコンポジットします。
ちょっと流れてしまっているところは目をつぶってあげてください。RGBの合成だとこんな感じです。どこか雑な感じが否めません。L画像がないので諦めるしかない……と泣いていたところ、けむけむさんのブログに、ほぼモノクロのM51画像を発見! 同じ日にM51を狙っていたわけですね。これは天の恵みかと黙ってJPG画像を拝借してモノクロ化し、上のRGB画像と合体させてみました。
Lが入ると、見違えますね! というか、けむけむさんのL画像が秀逸だからなんだけど……。けむけむさん、すみません、すみません、ありがとうございます、ありがとうございます。おかげで初テストが完了できました(背景の星まで増えていますね。さすが20cm)。
ちなみに2016年に天体写真を始めたときに、初めて撮ったM51がこちらです。
この記事へのコメント
けむけむ
L画像に使っていただいて、カラーだったはずなのに、モノクロになっちゃった写真もこれで成仏できる事でしょう (^o^)
あぷらなーと
まさかの「超」異種混合作戦っ!
けむけむさん家のブログを見て「ん??」と思いましたが、なるほどですね~。
しかし、非冷却の174、良い感じで写りますね。
AutoStackert!2ならSERファイルでも普通に現像できますので、ぜひL画像も救出してみてください。
オヤジ
始まりましたね。
にゃあさんも、天体関係の経歴は長いのでしょうね。
素晴らしいL画像(けむけむさんを褒めていることになるのか)ですね。
それを、使って、LRGB画像を完成させるにゃあさんも凄い!
勉強させて貰ってます。(汗)
にゃあ
にゃあ
174はおっしゃっていたとおり、いずれクロップするのだから、このサイズでいいやと開き直れたのがよかったです。モノクロ画像の高解像感とかコントラストの現れ方はディスプレイに映すと一目瞭然に違いますね。これを一度見てしまうと、OSCに戻れない気がして怖いです。
にゃあ
デジ一撮影オンリーです。何やら難しそうで、 それにしても始めて1年でこの画像ですか、大したものですね。
にゃあ
オヤジ
勉強になります。
にゃあ