カメラはASI1600-MC。鏡筒はセレストロンC5です。今回は2xバローを使いました。冷却用のケーブルを探そうと、おもちゃ箱をひっくり返すも見つからず。どうも遠征先に忘れてきた模様です(1000枚もスタックすれば冷却いらないか)。仕方ないので、いつものようにSharpCapを使ってSERで撮影。
見た目一番キレイに撮れていたのが、午後10時1分に撮影を開始したコマでした。ゲイン300、シャッタースピードは1/125です。3000枚をAS!2でスタック。上位90%を使いました。
今回はレジスタックスでウェーブレット処理する際、リニア(Linear)とダイアディック(Dyadic)の差をみてみることにしました。この2つのトグルを切り替えただけでレジスタックスのレイヤーの値は変えていません。
アルゴリズムの差は分かりませんが、ダイアディックとリニアの差は、クレパスとパステルの差、4B鉛筆とHB鉛筆の差と言えばいいでしょうか(おかしなたとえで、スミマセン)。ダイアディックの方が力強い描写ですね。リニアは線が細いというのか繊細で女性的。どっちがいいか好みの問題? にゃあ的には、毛深い男より若い女の子の方が好きです(違
バローを入れてなかった昨日の撮影分と2xバローを入れた今回の比較では、当然、バローが入った方が球の大きさは2倍になっていて、その分、模様がよく分かります。当たり前ですね。cockatooさんは「F10鏡筒の場合、x2~x3が適当で x5は過剰?」とおっしゃっているので、3xに留めておこうか5xで冒険しようか悩み中です。
どっちにしても、みなさんがおっしゃるように都会でも撮れそうな天体としてしばらく撮影対象にすることになりそうです。飽きない限りですが(笑)
追記:けむけむさん発案、ダイアディックとリニアを重ね焼き。
この記事へのコメント
けむけむ
ダイアディックとリニアを加算平均してみる...とか、すぐやっちゃいます (^o^)
C5、物凄く良く写ってますね。あんなにコンパクトなのに(ホントに片手で楽々ですし)
バロー(っつーか、今はTelePlusなんだけど)をx2x2してみようかと思ってます。x4としても使えるかな?と。
オヤジ
興味深いです。
にゃあ
にゃあ
HIROPON
先日はAP赤道儀の記事をリンクいただいたようで、ありがとうございます(成果期待してます(^^))。
惑星は、シーイングさえよければ、月と並んで都心でも無理なく楽しめる対象。ベランダですぐに観測可能という環境は羨ましいです。もっともこれからの季節、昼間に熱せられた家屋やクーラーからの排熱で局所的にシーイングが悪くなることがあるので、そこだけは要注意です。
処理は、世界的に見て劣悪な日本国内のシーイング下ではDyadicで良いかと思います。「クレパスとパステルの差」というのはまさに言いえて妙です。
> 拡大率
F10の鏡筒に画素ピッチ3.8μmのカラーカメラなら、理論上は3倍くらいが適正ですね。アイピースの過剰倍率と同じで、むやみに拡大率を上げても、像が暗くなるだけですので。まぁ、最近のカメラの性能なら、多少暗くなったとしても害はあまりないと思うので、迫力重視で拡大率を上げるのもそれはそれで「あり」だとは思います。
にゃあ