しかし、ただ一枚絵に収めるだけでは面白くないので、モザイク処理をすることにした。じゃーん!
というのは冗談です。モザイク撮影というのは、対象を分割して撮影して、一枚絵に合成すること。星雲や星団でモザイク処理をすると、ノイズが目立たないとか、淡い部分が見えてくるとか、そんなメリットがあるらしいです。
なので、いずれモザイク撮影&処理をやってみようと思っていたのですが、難しそうで手を出せないでいました。対象が月ならちゃちゃっと終わりそうだし、やってみることに。
(1)まずは撮影。QHY5III174M、セレストロンC5、2倍バローを使用。月は画角に入り切らないので、全体を網羅するようにして複数枚を撮影。結果、11分割になった。それぞれ200枚をSERで撮影した。
(2)11コマすべてについて、AS2で処理。上位50%でコンポジットし、TIFFで保存。
(3)フォトショップの「ファイル」>「自動処理」>「Photomerge」で11ファイルを指定。レイアウトは「自動設定」を選んだ。ボタンを押して待つだけ。
(4)保存した画像をRegistaxでウェーブレット処理。パラメータは適当。
(5)フォトショップに戻して、トリミング、レベル調整ほか画像を回転させるなどして、見た目に近い位置にする。
QHY5III174Mでは、横1920ピクセルが最大だけれど、マージ&余白のトリミング後は3150ピクセルくらいになった。横3000ピクセルに調整して完成。
AS2の11枚処理で時間はかかったものの、継ぎ目も見えず(よく見たらあるのかもしれないけど)、案ずるより産むが易しで完成した。横3000ピクセルのTIFFをJPGに変換してブログに載せておいたけど、seesaaの仕様かな? 縮小されてるような気がする。
シーイングが良かったり、ウェーブレットに時間をかけたりすれば、いい写真になったかもしれないけど、モザイク処理の手順を確認できたことが収穫だと思う。いずれ広がりのある星雲とかでモザイク撮影をやってみたい。
この記事へのコメント
けむけむ
満月も撮った事ないかも...
はみ出すような星雲に使ってみると面白そうだけど、面倒そうでもありますねぇ...
オヤジ
予め、撮影エリア、撮影の順番などを入力、後は、勝手にバッチが糊代付で撮影。
でも、冷却カメラになったら、対応してないので、モザイクの事、忘れてました。
今更、一眼レフに戻るのも辛いので。
でも、面白いですよね。
にゃあ
にゃあ
オヤジ
ノートPCを使わないで済むので、買った赤道儀でしたが。(汗)
最近まで、知らなかったのですが、ビクセンって、コントローラーが抱き合わせなんですね。(汗)
にゃあさんのAPもそうでした。(笑)
今夜は、19時には寝ます。(爆)
にゃあ