ファインダーも使わず、さっとデネブを導入するつもりが、ベランダの屋根の上にあって画角に入らないのです。ベガとアルタイルは見えているのに、デネブが入らないと大阪のオバチャンが撮れないのです。
ベランダの屋根ばかりは、Hα使っても透視できそうもないから、撮れるアルタイルを導入することに。しかし、この界隈、何か面白い天体はあるんでしたっけ?
普通に撮るのでは面白くないので、cockatooさんおすすめSharpCapのLive stackを使ってみることにしました。Live stackを使うメリットは、なんといっても、その場でコンポジットしてくれることでしょう。今回は試せていないのですが、ダークフレームを引くこともできます。
これまでもLive stackを開いたことはありますが、星が3つ以上見つからないとか、アライメントができないとか言われて実用に至っていませんでした。今回、Live StackのAlignmentタブでReduce Noise にチェックを入れ、Black Level Threshold を26 にしたら、なんとかフレームをスタックしていくことができました。露出は1秒に設定しましたが、「速いとスタックできないかもよ」という警告は出るものの、大丈夫そうでした。上図でパラメータが見えていますが、ここは環境によって違うと思うので、あまり参考になさらず。
トータル641秒=10分だけ撮影しました。ちっちゃいながらも上の画像を見ていただくとわかるように、極軸がきちんと取れていないにもかかわらず、ズレをきちんとそろえて重ねて行ってくれています。その分、右と下に黒い帯(私が呼ぶところのパンの耳)が出ていますね。32bitで保存をし、あとはステライメージで後処理をしておしまい。楽ちんのちん。
もっと少ないかと思っていたけれど、こんなに星が写るのね。Astrometryにかけたら、散開星団NGC6828 が写っていたことが判明。NGC6828って何なの?と検索をかけたら、ロシア語とかそもそも何語か判別がつかないwikiとかが出てきて、よくわからん。ともかく散開星団らしい。せめてカメラはモノクロじゃなくて、ワンショットカラーにしておけばよかった。あぁ、しかも8bitで撮ってしまっとる……。
この記事へのコメント
cockatoo
昨日は私も撮影していたのですが、M20とM17の大口径での撮り直しでした。北アメリカ星雲は北の空の星雲だと思ってあきらめていたのですが、12時過ぎに天頂近くまで来るんですね。これならばうちの南向きのベランダでもぎりぎり撮影可能かもしれません。カメラレンズアダプターが欲しい画角ですが、手持ちの機材で試してみたくなりました。
https://www.facebook.com/satoru.takagi.927/posts/813839705441038
けむけむ
オヤジ
でも、モノクロ
ゲイン400で、露出が2分でも3分でも、ステライメージで開いても同じ様にみえて、パラメータの設定繰り返しだけで二時間も遊ばれてしまいました。
600秒xGain500でも良さそうてすが、結果が出るのに10分掛かるのかちょっと!(汗)。
にゃあ
にゃあ
にゃあ
あぷらなーと
原理的には後からコンポジットするのと同じハズですが、保存される撮像データが圧倒的に少なくなるのが良いですね。
実は、昔(20年ほど前)使っていたビットランの30万画素冷却CCD「BJ30C」では、「1コマ撮影したら画像のズレを検出して赤道儀を微調整して次の1コマを撮影して赤道儀を微調整して・・・・・を繰り返して、全画像をコンポジットしてから保存してくれる」という素敵な機能(インターバルトラッキング)が実装されていたのですがイマイチ使いこなせてませんでした。今考えるとコレ、オートガイドとライブスタックの合体版と言えるので、結構先進的な機能だったんですがねぇ。
にゃあ