しかたがないので、機材をいじって遊びます。前のエントリーで、改造ポラリエを紹介しました。その際、望遠鏡を載せるときはアリガタを使っていると書いたのですが、アリミゾであるプレートホルダーSXを交換すれば当然、アルカスイスにも変更できます。
そうそう、天体を始めてすぐに「アリミゾってなんだ?」って思ったわけですよ。意味不明ですよね? 「アリガタ」と対になって使われるから、「アリ型」「アリ溝」なんだろうとは検討がつくようにはなるんですが、「アリ」って「蟻」かい?
ネットで調べてみると、木工の「ほぞ組」の組み合わせに「アリガタ」「アリミゾ」ってのがあって、それがマウントプレートの由来になっているみたいでした。継ぎ手のはめる方を「男木(おぎ)」、はめられる方を「女木(めぎ)」と言うそう。オヤジさんなら、知ってそうな気がする。
なぜ蟻なのか? 蟻の頭、蟻のアゴ、蟻の開いた脚、蟻の巣の形に由来するという書き込みを見ましたが、定かではないようです。英語では、dovetail ですが、こちらも同じく継ぎ手の形状のこと。鳩(dove)の尻尾ですね。スキンケアのダヴもハトのマーク。鳩の尻尾の方が直感的に分かりやすい。
で、ちくしょう。話が飛んでしまった。当然、アルカスイスに変更できるんです。構成によってアリガタとアルカスイスが選べるというわけ。面白いのは「リバーシブルマウントプレート KF-RM」ってやつで、一つのプレートで、アリガタにもなるし、アルカスイスにもなるという商品。ただし、アルカスイスで使う場合は、幅33mm、高さ9.2mmのミゾに入りきるパーツでないと接合できません。大きめの自由雲台は入りませんでした。
そういえばアルカスイスっていうくらいだから、スイスのメーカーだよね? と思ったら違った!もとはスイスのチューリッヒだったらしいけど、いまはフランスのブザンソンにあるのですって。初めてドイツ語のwiki読んだわ。
この記事へのコメント
けむけむ
ロスマンディとかってのもありますよね。雰囲気としては、こちらもおふらんす周辺な予感。
オヤジ
重い鏡筒を2本のネジで確実に固定(鏡筒を、落とす馬鹿も居ますが)できるので、オヤジは、ありがたい凸凹だと、思ってましたが、木組みの世界でしたか。
娘も、殆ど同時に天体観測をするようになって、アリガタの事を話したら、あたしも何でかなーぁって思ってたのよ。
でした。(笑)
叔父は大工でしたが、他界したので、近所の大工さんに聞いてみよう。
にゃあ
にゃあ
オヤジ
にゃあ
けむけむ
ここ数日、秋のような空が広がってましたが、台風通過後はどうなるでしょうか...
山の日、山で撮影したいなぁ
にゃあ
あぷらなーと
アリガタの由来は初耳でした。
記事を読んでいるこちらも色々と勉強になります。
うーむ。生徒達にも見習わせたい・・・・(笑)。
にゃあ