ダーク引きは、コンポジットするときにまとめて引くというのが普通だと思うんです。ステライメージなんかもそのように作られています。

しかし、昨日、月を撮影しながら気づいたのですが、QHY5III174MをSharpCapで使っていると、画面右にダーク引きのオプションがありました。撮影したダークフレームを指定するだけで、撮影中のノイズが消えます。
つまり
(1)メニューバーのCapture -> Capture Dark でダークフレームを撮影
(2)右のメニュー にある Substract Dark で Browse を押して、(1)で撮影したダークを指定
以上です。露出時間と同じ長さでダークフレームを撮影しておくのがいいのかな? 撮影時にダークを引いておくと、コンポジット時に作業がなくなります。後か先かの問題でしかないようにも思えますが、このメリットは、撮影中の画面を見ながら「お星様いっぱいやー」と喜んでいたら、実はノイズだらけだったという事態を避けられることでしょうか? 下の例をみると、実は電線しか写ってないのがよくわかります(汗)

↑ダークフレーム適用前(強調処理済み)

↑ダークフレーム適用後(強調処理済み)
ASI1600 MC/MM - COOLの画面でこのオプションは見た記憶がありません(追記:けむけむさん、cockatooさんのご指摘でASI1600MM/MC-COOLにもあるそうです)。少なくとも、QHY5III174Mでしか確認していませんが、ネタ切れ寸前、ご参考までに。
この記事へのコメント
けむけむ
ASI1600MC-Cool でも Processing にあったような...
cockatoo
にゃあ
オヤジ
3台とも、同じQHY5-Ⅱですが
1)メニューバーのCapture -> Capture Dark でダークフレームを撮影
2)右のメニュー にある Substract Dark で Browse を押して、(1)で撮影したダークを指定
これで、ノイズ星は消えるのですかね。
3台とも、それぞれ、ダークを撮るのだと思いますが、どの位の時間・・・・やって見れば分かりますね。
もしかしたら、電子ファインダーはPHD2を使った方が良いかもですね。
言われた通りダークを撮って保存して置けば、次回から反映されますね。
快晴の夜は、良いのですが、雲が通過するようなコンディションだと、ノイズ星に騙されることがあります。(汗)
オヤジ
Capture Dark を開くと、勝手に設定してファイル保存してくれるんですね。612msecでファイルがつくられました。
で、ダークファイルを適用したら、物の見事に停電状態・真っ暗になりました。(笑)
これは良いですね。
鏡筒毎にファイルを作って置けばOKみたいですね。
助かりました。
にゃあ