フラットジェネレーターを自作したい
http://tentaip.seesaa.net/article/452902710.html
■材料
LEDテープ 鏡筒の円周分 980円
ダンボール 適当 無料
レジ袋 1枚 無料
HIROPONさんがコメントくださったように「うまく均一に光を拡散させるかがカギ」という点を心に留めて作業に入ります。
今回作ったフラットジェネレーターは、ED81SII用(口径81mm)ですので、LEDテープは長さ50cmで収まります。
(1)ダンボールをED81SIIの対物フードに巻いてみて、円筒形を作ります。
(2)内側にLEDテープを張り巡らせます。両面テープだから楽ちん。一周したところで切る。
(3)円筒に発泡シートで蓋をします。
発泡シートで蓋をしたのは、LEDを照らさなくても明るい室内や屋外で使えるようにと思ったためです。以上でカンタンに終わらせたかったのですが、そうもイカのなんとかでした。円周上にLEDの光源が確認できてしまいます。フラットを撮ると、真円でないせいか四隅のうち1か所に影ができて、均一に光が拡散していないのが分かりました。
そこで、ライトボックスのように光のお部屋を作って、対物フードの差し込み口とを分離することにしました。光のお部屋と対物フードを遮る「はさみ物(遮光壁)」として、a.発泡シート, b.ティッシュペーパー, c.レジ袋を用意しました。手元にこれだけしかなかったの(汗)
で、光の拡散の仕方は、図のとおりです。発泡シート1枚だとLEDの光源が直接見えてしまっています。ティッシュペーパーでも和らぎはしますが、拡散していません。レジ袋が一番キレイに光が回っているようです。ある程度、遮光できていないとダメみたい。念のため、ダンボールでも蓋をしておいた。結果、発泡シートは不要に。
一番きれいに光が回っていたレジ袋を「はさみ物」として採用。それから、確認のため、鏡筒にレジ袋をかぶせて、室内の電灯でフラットを撮影したものと、鏡筒に自作ジェネレーターをかぶせて、フラットを撮影したものを比較してみます。
両方とも影のでき方が同じで、ほぼ同じようにホコリだかカビだかの影が写っていましたので、LEDテープを光源にしたことによる差異はなさそうです。それにしてもキチャナイですねん。
まだ本番投入はしていません。うまくいくといいんですが。空が、空が……。きちんと作り直すには、円筒を樹脂系の工作しやすい何かを使って、レジ袋もアクリル板とか使うかな。いい工作材料はないものですかね?
この記事へのコメント
オヤジ
衝撃的な、お値段でフラットバッチリとか。LEDジェネレーター買ったばっかりで、数回使っただけで梅雨に突入状態。
複雑な気持ちです。(笑)
所で、写真を拝見してですね、洋間のLEDライトと言うのか、直径1m位でフライパンのような物がかぶさっているんですが、これでフラット取れるかもですね。
プリンター用紙7枚とか9枚で通り抜けると、どうなんでしょ。
面白そうです。
にゃあ
あぷらなーと
冗談はさておき、皆さんに触発されて、わたしもついに「フラット撮影」なるものに手を出し始めました。(天体写真歴ウン十年のクセに一度もフラットを撮ったことがなかったという・・・)まだ『理屈』がよく分かっていないので、簡易的な撮影をしながら色々と勉強していくことにします。
にゃあ
HIROPON
ウチではELシートをフラットフレーム作成に用いていますが、これの光を拡散させるのには、白い不透明な塩ビシートを耐水ペーパーで荒らしたものをシート前面に貼って使用しています。以前、天ガに載っていた工作記事の受け売りですが……(^^;
あと、筒ですが、内側を白くしておくと光の拡散効果がさらに強まってさらに均一になるかもですね。英語ですが、例えばこちらでは徹底的に間接光を利用して光を均一に回すよう工夫しています。なにかの参考になれば。
http://geoastro.co.uk/lightbox.htm
にゃあ