AP赤道儀は、前日の構成のままにしていたので、そのままベランダにセット。ケーブルをつないで適当に北に向ける。極軸はとらない。
電子ファインダーで、ベテルギウスを導入。そこからステラナビゲータをたよりにバラ星雲を導入する。これまでになく楽ちんに導入できた。素晴らしい。使い方が分かり始めたのと、基準となる一等星が捉えられたからだと思う。
ベランダのひさしに隠れていたバラ星雲が出てきたところを捕まえて、ビニング4、ゲイン350、30秒露光に設定。画面上では、ブレているように見えないので、そのまま無謀にもノータッチガイドに突入した。
撮影後、わずか30分で画像に電線のガイシが掛かり始めた。ここで諦める。全然、露出が足りないのだけれど、昨冬に撮ったバラ星雲は、カメラレンズでとったせいか周辺減光がはげしく、ノーフィルターで形も浮かび上がってこなかったので、大きく進歩している。これもHαのおかげと思う。ただ、写りが悪いのでモノクロにしてごまかした。
また、画像の右側(南)が暗く、左側(北)が明るい。これが謎。街灯か何かの光が写り込んでいるんだとは思う。これは継続的に注視する必要がある。
極軸はもちろん、ビニングの設定とか、かなり無茶した割には映ってたので、極軸合わせをし、露出を延ばすなどして、丁寧に撮ればもう少しは上手に撮れそうな気はする。
■撮影データ
・撮影日:2017年12月9日
・鏡筒:BORG55FL (D=55mm, fl=250mm, F4.5)
・補正光学系:レデューサー7880 0.8x (fl=200mm, F3.6)
・カメラ:ASI 1600 MC-COOL (冷却-14℃)
・ガイド:ノータッチガイド
・赤道儀:AP赤道儀
・露出:総露出時間30分(Ha/30sec×60 bin4, GAIN=350)
この記事へのコメント
オヤジ
極軸も、かなり正確に合ってるんでしょうね。★が伸びてませんもん。
にゃあ
G
都内で撮られたとは、Hαの威力に驚くばかりです
RGBと重ねたら綺麗な色になるのでしょうか。
にゃあ