以前、電子ファインダーをL字ブラケットに装着するやり方をやったので、今回はビクセンのXYスポットファインダーIIを使ってみることにした。
正確には、今回の遠征では、最初に電子ファインダーを接続したのだけれど、「基準星が動いてないです」みたいなことを言われ、時間をロスしそうだったので、XYスポットファインダーIIを使うことになったんだ。星屋さんはもちろん、鳥屋さんでやっている人もいるけど、一応、まとめておくよ。
ホットシューとファインダーの接続は、ETSUMIのネジ付シューを使った。ほかにも同等品があるんだけど、この製品は背が低いのでヘンに重心が高くならないで済むと思った。
電子ファインダーの利点は、明瞭に星の姿をディスプレイに捉え、そのままオートガイダーとして機能できること。さらに、天体が導入できたかどうかの確認を大きくて明るいパソコンの画面でできるというのは大きい。ただ、パソコンが必要になるというのがそのままデメリットになるかもしれない。
一方のXYスポットファインダーIIは、オートガイダーにはならないし、天体が導入できたかどうかの確認は、小さくて暗い背面ディスプレイでやらなきゃならない。けど、パソコンがいらないので手軽という利点がある。また、目でみたとおりに導入できるので、直感的で使いやすいというメリットはあると思う。
光学ファインダーであるスポットファインダーでも、星が肉眼で見えていれば、気持ちのいいほど手動で天体導入ができる。赤いスポットを空に向け、赤道儀のクランプをゆるめて粗々に寄せ、細かな移動はハンドコントローラーでやる。これで十分。もっとも200mmの広角だったから可能なのだろうけど、400mmを超えてくるとちょっと自信がない。そのときは電子ファインダー&ノートパソコンのセットで臨んだ方がいいかもしれないと思った。
この記事へのコメント
morito
私は電子ファインダー使用経験がないのですが、
これってオートガイダーと共用できるから便利って理由からですか?
それとも光学式ファインダーよりもよく見えるって事ですか?
変な質問ですみませんm(_ _)m
にゃあ
G
にゃあ
あぷらなーと
私もマネしてみようかなぁ。
にゃあ
morito
えーっと.....
またまた愚問なんですけどいいですかぁ?
みなさんドットファインダーを導入に使用しているのですか?
ドットファインダーって事は肉眼で星見えなかったら使えないですよね? 私はISS撮影の様に高速で移動する対象追尾以外には使った事なくて.....
肉眼で星が見えないから電子ファインダーを使用する ← 合ってますかね?
って事は、都市部の様に明るい空の環境だと口径50mm位の光学ファインダーでも星が見えないって事なんですか?
よろしくですぅ m(_ _)m
にゃあ
直接的な導入もそうですし、アライメントの基準星の導入もそうなんです。初めて買った望遠鏡ED81SIIに付属していたからというのが大きな理由なんですが(笑)
東京のベランダでは、6x30の光学正立ファインダー(C5付属)でのぞいても星が見えない & 姿勢が辛いので、電子ファインダーを使っているという次第です。
口径50mmの光学ファインダー(R200SS付属)は東京で使ったことがありません。姿勢に無理が出るので難儀しそうです(汗)。遠征先では50mmで星が綺麗に見えていました!
morito
鏡筒に付属でドットファインダー付いてるのがずっと疑問だったんですよねぇ。。。
すっきりしました。
>姿勢が辛いので
天頂プリズム無しだとそうなりますね...納得。
ちなみに私の場合は眼視期間が長かったので、撮影する様になってからも導入に手古摺る事ってなかったです。
淡い対象の場合試写しても姿が写らないから周囲の星の配置で構図決めになるでしょ?
(ナローバンドだと写るの??)
星が見えるのが大前提ではありますが、暗視野照明付ファインダーに慣れると自動導入後パソ無しでもあっちゅうまに構図完了しちゃいます。
ん?
あっ!
だから導入補正 なのか。。
私はスタンドアローンスタイルなので気付かなかった.....
なるほどなるほど
にゃあ
(ナローでなくても)北アメリカ星雲やM51は、5秒くらいの露出でディスプレイに映っていたような気がします。数秒ごとに画像が更新されていくので“試写”という考えがないのかも? わたし的な試写は3分とか5分とか本番で撮りたい露出とゲイン(ISO)を設定してからです。
>星が見えるのが大前提ではありますが、暗視野照明付ファインダーに慣れると自動導入後パソ無しでもあっちゅうまに構図完了しちゃいます。
今回の遠征で、これはスポットファインダーでもそう思いました。導入補正と構図はこれからの勉強の課題です!