マウントはBORG 微動雲台【3106】を使った経緯台にする。赤道儀は極軸合わせるのが面倒だもの。鏡筒とはビクセンのプレートホルダーSXで接続する。うん。がっちりつかんでる。天頂プリズムと20mmのアイピースも突っ込んだ。ここまでOK。
問題はファインダーだ。さすがに1000mmを超える焦点距離で木星をファインダーなしで導入するのはつらいと思う。でも光学ファインダーを付ける場所がない。かといって、電子ファインダーにするとパソコンを持ってこなければならなくなる。わたしゃケーブルのない環境で、気軽に星を見たいのだよ。
ということで、スマホファインダー登場。C5のピギーバックマウントに自由雲台を接続してスマホホルダーを装着。スマホはGalaxy S6 Edgeだよ。木星なら明るいからきっとディスプレイに映ってくれるはず。ちなみにアプリは、クロスグリッドが表示できるポーランド製の「Manual Camera」(有料)がよいと思います。光軸合わせはまったく苦労しなかったです。
スマホで電子ファインダーを実現できないか?(その2)
http://tentaip.seesaa.net/article/444598718.html
ポラリエとスマホアプリで天体導入をやってみる
http://tentaip.seesaa.net/article/449542131.html
さて、そろそろ木星が顔を出す時間だよ。追尾をしないで木星を見るとどんなことになるのか気になりもする。まずは木星導入。スマホの中心に木星をもってきてアイピースを覗く。一発導入成功! スマホファインダーはDSOの導入には不向きだけど、月とか惑星なら実用に耐えるね。
フォーカスを合わせたら、豆電球のような木星が見えた。20mmのアイピースだと小さかったので、2倍バローを噛ませた。うんそれなりに大きくなった。
アイピースを4mmに交換したらボケボケだったので、20mmと2倍バローに戻す。縞模様がくっきりでもなかったので、UHC-Sフィルターを噛ませる。ただ青いだけじゃないか。やっぱり星雲用か。フィルターを外してじっくり観察。追尾していないから木星を追う右手が忙しいけれど、衛星も4つ並んで見えた。綺麗だな。
眼視って、鮮やかで、直焦点にはないリアルさがありますよね。なんか、こう癒やされます。雲が出てきたのでおしまい。楽しかった。
この記事へのコメント
けむけむ
そもそもがアイピースどこ行ったかな? (^o^;
オヤジ
昨夜00時頃からは、雲1つ無かったですが、星一つ見えませんでした。
一昨日の夜中は、北極星も綺麗に見えていて、拡散予測を見ると、流れが見えそうです。
眼視、先日の木星の時、一時、EdgeHD800付属品のアイピースで見てましたが、パソコン画面とは違って新鮮でした。
上杉蒼太
あ、でもM97とM108の組み合わせは(R200SSで)撮影できたので今夜アップします。
あぷらなーと
「レジスタックス」などという『魔性の道具』さえ存在しなければ、今でも眼視が最も鮮明に惑星を観察できる手段だったはずなのですが、自分もすでに『魔道』に墜ちちゃってるので、なかなか眼視に戻れません。
にゃあ
にゃあ
にゃあ
にゃあ