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東京の空、難題てんこ盛りの干潟星雲

帰宅途中に夜空を見上げると木星が見えたので、今夜は久しぶりにベランダ撮りしようと決めた。何度もペンディングとなっていたHαフィルター・テストがようやく試せる夜が来たわけ。ただ、むちゃくちゃ苦労したよ。

■セレストロンC5 F6.3は暗いかも
c5.jpg
最初、ASI1600MCとC5&0.63xレデューサーで試そうと思ったのだけれど、望遠鏡が暗くてまともに星が写らない。でも、QHY5III174MとF3.6ファインダーの方はそこそこ星が写ってる。そこで、鏡筒とカメラの組み合わせを変えることにした。

■55FLのピントが出ない
棚ぼたで届いたばかりの55FLレデューサー付き200mm(F3.6)にQHY5III174Mを接続した。ウエイトをはずし、バランス問題はなかったことにする。ASI1600で鉄塔のピントが出ていたはずが、この組み合わせだとピントが出てないよ。急きょ2インチホルダーMを2インチホルダーSに差し替えてピントをあわせた。
Jupiter_0001.jpg
と言っても、まともな一等星が見えないので木星で合わせることに。ガニメデとエウロパがほぼ重なって見えたよ。200mmでもちゃんとガリレオ衛星が見えることに関心した。期せずして55FLのファーストライトになった。

■天体の自動導入ができない
次は何を撮るのかなんだけれど、東京の空でオリオン星雲(M42)以外の星雲を撮りたいと考えていたので、干潟星雲(M8)や三裂星雲(M20)を狙うことにしたよ。しかし、AP赤道儀を使っている以上、自動で天体導入ができない(自動導入でもアライメントができない)。適当にやるしかない。ちょうど土星がベランダのひさしから顔を見せたので、まずは土星を導入する。200mmなら結構、簡単に入るものね。といっても、そらし目をしないと土星が分からないくらいの明るさだったよ。

ひとまず、土星はカメラに捉えたけれど、そこから先、星図(ステラリウム)を見ながらDECを移動させ、途中の目標となる恒星にたどり着いたら、RAを下げるという繰り返しでようやくM20に行き着いた。恒星の位置でM20だと分かるけど、肝心の8の字が見えない。暗いんだ。で、M8に進路を変えて。とようやく到着。土星からここまで余裕で10分以上はかかってる。

■Hαフィルタは暗い、暗すぎる
ha.jpg
うっすらだけど干潟の形は確認できた。次、QHY5III174MにHαフィルタ(31.7mm)を接続する。カメラの頭にねじ込むだけだから簡単。望遠鏡に接続したら、何も見えないよ! 暗いんだよ。ビニングを1から2に。露出を2秒から6秒に、ゲインを20まで上げてようやく中心部分が浮き出てきた。ノイズだらけ(笑)この状態でピントを合わせてGO!

■極軸が正確でない
次の問題は、極軸。ポーラーメーターでだいたい合わせたけれど、ちょっとずつ動いていってる。流れないようにしようとすると10秒露出が限界。それでも流れてるように見える。Hαフィルタをしかけたまま極軸を追い込む気力がなかったので、許容する。極軸をちゃんととらないと、やっぱり動くよねぇ。

■電線問題
まずは7.4秒で30枚。次いでダーク10枚。面倒くさくなってきたので、10秒60枚に切り替えた。そしたら次はフレームに電線が入ってくるんだよね。何本も何本もフレームを横切るんだ。電線問題って勝手に呼んでいるよ。でも、この問題は冬のM42撮影で経験済み。放置しておけばコンポジットした際に平均化されるから問題ないということにしている。

あとは撮影を繰り返す。ただ、極軸とってれば、長時間放置できるんだけど、10分おきに干潟をフレームの真ん中に置きなおすんだ。面倒だよねぇ。よく見ると、M20の赤い方の半分がフレームに入ってる。「僕も写してよ〜」って感じ。縦構図にして入れてやろうかと思わなくもなかったけど、面倒だからやめた。被写体の移動に対してフレームに空間的な余裕があるから15分おきにすることにした。

もう遅いから、画像処理は明日にするよ。どんなふうになるのやら(;´д`)トホホ…

同じ東京の光害地なのに、こんな難題をクリアして美しい写真を撮ってしまうcockatooさん、すごいですm(_ _)m。
https://www.facebook.com/satoru.takagi.927/posts/789402337884775



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